財形住宅融資ガイド ※文字サイズ変更できます


財形貯蓄のしくみとは?


財形貯蓄とはどのような制度ですか?

財形貯蓄というのは、財形住宅融資の利用条件にもなっていて、住宅ローンとは密接な関係にある制度です。

勤労者の財産形成を目的としているため、サラリーマンしか利用できないのですが、利子が非課税になったり、給料天引きで貯めやすかったりと様々なメリットがあります。

ただし、勤務先がこの制度を取り入れていない場合には財形貯蓄はできませんので、一度企業の総務や人事などの担当部署に問い合わせてみてください。

財形貯蓄にはどのようなものがあるのですか?

財形貯蓄は次のような3種類があり、それぞれ利用方法が異なります。

▽財形住宅貯蓄
住宅資金に充てるのであれば、550万円までの貯蓄の利子が非課税になります。

▽一般財形貯蓄
貯蓄を取り崩すときに特に条件などがない代わりに、利子課税が非課税になる特典はありません。

▽財形年金貯蓄
60歳以降に年金として受け取るための貯蓄です。これには生保型商品もあります。このタイプは住宅資金のために途中で解約してしまうと、利子課税が非課税になる特典が受けられなくなリます。

財形貯蓄のメリットにはどのようなものがありますか?

一般の金融商品の場合は、利子に20%の分離課税が課せられるのですが、財形住宅貯蓄の場合は非課税になりますのでそれだけ有利になります。

また、毎月の天引きだけでなく、ボーナスからも増額した金額を天引きすることが可能なので、貯蓄計画も立てやすくなります。

特に、将来マイホームを購入する計画があるけれど、現在は自己資金が不足している人には財形住宅貯蓄はおすすめです。
関連トピック
利子が非課税になる財形住宅貯蓄の条件にはどのようなものがありますか?

次のような条件を満たせば、財形住宅貯蓄は550万円までの貯蓄の利子が非課税になります。
●原則として、積立期間が5年以上であること。
●住宅の購入や増改築の資金に充てること。
●貯蓄を始める契約締結時の年齢が55歳未満であること。
●会社が従業員の給料から天引きして、金融機関に預け入れること。
●1人1契約であること。

財形住宅貯蓄の申し込みはどのようにしたらよいのでしょうか?

申し込みは簡単です。会社の担当部署に「財形貯蓄申告書」という書類がありますので、所定の事項を記入してください。

手続きが無事終わり次第、その月から給料天引きが開始されます。

財形住宅貯蓄を払い出す際に注意することはどのようなことですか?

財形住宅融資を利用するためには、財形貯蓄を1年以上継続し、残高が50万円以上なくてはなりません。

この条件の確認については、金融機関が発行する「財形貯蓄残高通知書」によって行われますので、払い出すのはこの通知書が発行された後にするようにしてください。

ちなみに、この「財形貯蓄残高通知書」の有効期間は、発効日から6か月となっていますので、できるだけ最新のものを保存しておいた方がよいです。

また、払出しは実際に財形融資や他の住宅ローンの貸付が決まってからでないと、万が一住宅が取得できなかった場合には、利子が非課税にならなくなってしまいますので注意が必要です。

マイホームを取得する前には財形貯蓄を払い出すことはできないのでしょうか?

一度だけですが、住宅の取得前に元利残高の90%以内で一部払出しが可能です。その払い出したものについては頭金などに充てることができます。

財形住宅貯蓄の利子が非課税になる550万円というのは、元利込みでしょうか?

財形住宅貯蓄は、550万円までの貯蓄の利子が非課税になりますが、この550万円というのは金融機関によって範囲が異なりますので注意が必要です。

具体的には、郵便局、生保・損保の金融商品では払込保険料である元金のみで550万円になります。一方、銀行や証券会社の財形貯蓄商品は、基本的に元利込みで550万円になっています。

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